一見すると重く、決して万人向けとは言えない作品「時には懺悔を」。
しかし、この作品には単なる娯楽では終わらない、深く心に残る魅力があります。
今回は、そんな本作を絶対に見るべき理由を2つに絞って紹介します。
■ 理由① 登場人物のほとんどが「いい人ではない」
本作の特徴のひとつは、登場人物の多くがいわゆる“善人”ではないことです。
誰もがどこかに欠点や弱さを抱えており、
時には自己中心的で、他人を傷つけてしまうこともある。
しかし、それは決して特別なことではなく、
現実の人間関係にも通じるものがあります。
「完璧じゃない人間」を描いているからこそ、リアリティがある。
この作品は、善悪がはっきり分かれた物語ではなく、
人間の曖昧さや矛盾をそのまま映し出しているのが魅力です。
また、登場人物の過去、それと物語がどう繋がっていくのかが見どころの作品といえます。
■ 理由② 物語が進むことで、登場人物たちが抱えるものを実感できる
序盤では理解しづらい人物の行動や言動も、
物語が進むにつれて少しずつ見え方が変わっていきます。
なぜその選択をしたのか、
なぜあの言葉を口にしたのか。
その背景にある事情や感情が明らかになることで、
ただの“落ちこぼれ”だった存在が、どこか理解できる存在へと変わっていきます。
人は単純に善悪で割り切れない、という事実を突きつけられる。
人物の感情を派手にではなく、リアルに描くからこそ、より共感できる部分が多く、惹き込まれる作品といえます。
■ 終わりに
ただ綺麗な映画ではありませんが、一筋縄ではないこの社会に生きる人々にとっては、心に響くものがあるはずです。
明るくなれる物語とはいえませんが、様々な想いを抱えながら生きる私たちにこそ、見るべき作品だといえます。

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